説明
夏休みのある日のことです。朝はまだ曇り空。太陽が高くなるにつれて空は雲ひとつない青空に、そして時間とともに綿雲がうまれました。お昼を過ぎると綿雲はどんどんと大きく成長し始め、ついにはむくむくと盛り上がったこぶのような大きな入道雲となりました。入道雲が近づいてくると、生温かい風が吹き、さらに近づいてくると吹き下ろしてくる冷たい風、あたりにとどろく雷鳴。そして落雷と土砂降りの雨。
地表が温められたことなどで発生する上昇気流によって発達した入道雲は、とても不安定な大気の状態で、にわか雨、夕立、ゲリラ豪雨、雹(ひょう)、突風、雷などをひきおこす雲です。取材では観測情報を得るや、すぐに予想発生場所まで駆けつけることを繰り返し、一夏掛けてその発生から発達する様子をつぶさに観察してきました。たった数時間のあいだでおこる、ドラマチックな入道雲の一生を迫力いっぱいに描いた天気観察絵本です。
地表が温められたことなどで発生する上昇気流によって発達した入道雲は、とても不安定な大気の状態で、にわか雨、夕立、ゲリラ豪雨、雹(ひょう)、突風、雷などをひきおこす雲です。取材では観測情報を得るや、すぐに予想発生場所まで駆けつけることを繰り返し、一夏掛けてその発生から発達する様子をつぶさに観察してきました。たった数時間のあいだでおこる、ドラマチックな入道雲の一生を迫力いっぱいに描いた天気観察絵本です。
発行 / 福音館書店
著者 / 野坂 勇作 (著), 根本 順吉 (監修)
価格 / 990円
発行日 / 2018/5/2
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